サン・シメオン・ピッコロ教会 Church of San Simeon Piccolo
サンタ・ルチア鉄道駅の正面にあるのが、サン・シメオン・ピッコロ教会の威風堂々たる建物です。歴史は18世紀にさかのぼり、ローマのパンテオンを模しています。緑の巨大なドームの頂点に聖サルバドーレを配しているのはこのためです。建物の優れた音響効果でも知られ、現在でもコンサートや各種公演が開催されています。
サント・スタエ教会 Church of Santo Stae
1709年、アルヴィーゼ・モチニェーゴ総督Doge Alvise Mocenigoの命により築かれました。正面のファサードはトレットTorretto、 タルシアTarsia、 グロッペリGroppelli、 バラッタ Barattaらの芸術家による大理石の彫像で飾られています。一方内部はアーチ型の天井の下に、多くの絵画が収蔵されています。側面には3つの礼拝堂があります。
サン・ジャコメット教会 Church of San Giacometto
ベネチア最古の教会といわれるサン・ジャコメット教会は、ベネチアの島々に入植がはじまったばかりの5世紀に、ギリシャのクレタ島から来た修道会の大工たちによって建てられました。教会そのものは大きくありませんが、非常に美しく、特徴豊かです。正面のファサードには1410年に時計が付け加えられています。
ピエタ教会 Church of the Pietà
15世紀の創建で、1760年に聖別されました。教会の設計はジョルジオ・マッサーリGiorgio Massariにより、当時は最も優美で抜きんでた建築のひとつでした。美しいティエポロ作の‘聖母の勝利’を描いたフレスコ画が、正面玄関の天井を飾っています。
サン・マルコ大聖堂 Basilica of San Marco
829年に建設されたこの教会には、聖マルコの聖遺物が納められています。長い年月の間に多くの改修が加えられ、現在では、ベネチアで最も壮麗な教会のひとつとして知られています。特徴的な正面のファサードには5つのアーチ型の出入り口があり、テラスには銅の鋳型で作成された4頭の馬があり、第四次十字軍を.表しているといわれています。内部も、外観と同様に豪華で、大理石の床は、素晴らしい幾何学模様に組み合わされています。壁面には新約聖書の場面を描いたモザイク画が見られます。
サン・マルコ鐘楼 San Marco Bell Tower
サン・マルコ鐘楼の創建は9世紀に遡り、当初は見張り塔及び灯台として用いられていました。1100年には大規模な改修が行われ、最終的に完了したのは、ルネッサンス期の建築家ボンBonの監修により、16世紀に入ってからでした。ボンは鐘楼を当初の建物を残しつつ、ルネッサンス期の様式に改築しました。
鐘楼は1902年に倒壊し、ベネチアの街がかりで再建されました。再建には10年を要しましたが、当初の姿が完全に復元され、現存しています。煉瓦造りで方形の建物は、高さ98mを越え、幅は12mです。上部にはピラミッド型の屋根が置かれ、高さ2mの黄金の天使像がその頂点に配されています。
鐘楼は、ベネチアの歴史において大きな役割を果たしてきました。鐘は、街にかかわる重要な出来事を知らせるために鳴らされました。かつては、ワイン売りたちが塔の下部を使用していて、影の位置が変わるごとに店を移動させていました。イタリア語でombraは影の意味ですが、ベネチア文化では、グラス一杯のワインという意味でもあります。